愛媛銀行ひめぎん情報センター(愛媛県松山市)は30日、OLのマネー感覚調査結果をまとめた。昨年4月の消費税増税後の生活に関して、回答者の4割超が節約意識を持っていると答えた一方、約2割が消費意欲が出てきているとした。センターは「アベノミクスによる株価上昇や賃金アップなどで少しずつ消費意欲も出てきたが、節約意識はまだまだ高い」と分析している。
 増税後も「節約を続けている」と回答したのは22.5%で、「節約意識が増した」は21.9%。半面、「増税後当初の節約意識に緩みが出てきた」が17.3%、「賃上げの影響により消費意欲が向上」が2.2%だった。
 未婚・既婚を合わせた全体の平均年収は、257万4000円(前回比10万円増)。これまでの選択から記述に回答方式を変更したものの、過去最高となった。調査は8月上旬、県内に勤務するOL700人に実施し、有効回答率は52.1%。回答者の平均年齢は34.5歳だった。